ほうれん草は病気が気になる人にもおすすめの野菜

ほうれん草は、アメリカの人気漫画『ポパイ』でもおなじみです。

主人公のポパイは、ほうれん草を食べると強くなり、悪者のブルートをやっつけて恋人のオリーブを助けてあげるのです。なぜポパイはほうれん草を好んで食べたのでしょう。当時、アメリカにはほうれん草嫌いの子ども達がたくさんいたそうなのです。ほうれん草にはたくさんの栄養素が含まれているのだから何とか食べさせたい!という親御さん達の意向をくんで、このような設定になったといわれています。

実際のところ、ほうれん草に含まれている栄養素はどのようなものなのでしょうか。まずほうれん草は、ビタミンA・B群・Cなどを含む緑黄色野菜です。貧血予防に役立つ葉酸や鉄分なども期待できます。他にも、カルシウムやカリウム、マグネシウムなども含んでいますから、栄養的にはかなり優れているといえますね。おひたしにして1人分を食べるだけで、ビタミンAとCであれば1日の必要量の約半分を摂取することが可能です。鉄分も必要量の1/3程度がとれます。

緑色のもとである葉緑素にはニコチンを中和したり、アルコールを解毒したり、コレステロールを下げたりする働きがあるといわれます。最近の研究では、血栓ができるのを防いでくれる作用があることも分かっているようです。

ほうれん草は貧血予防に効果的だという印象が強いですが、たばこをよく吸う人、お酒をよく飲む人、動脈硬化や脳卒中などの病気が気になる人にもおすすめの野菜なのです。

このように栄養価の高いほうれん草ですが、実は季節によってもその量はかなり違うのです。冬場の緑色の濃いものであればビタミンやミネラルの含有量も多いですが、春夏シーズンの緑色がやや淡いものは(冬場のものと)比較するとかなり含有量が少ないのです。

それから鮮度によっても違いが生まれます。収穫してから日数が経過すればするほど、栄養価が下がってしまいます。鮮度の良いものを買い求め、できるだけ早めに食べきるのが良さそうですね。